VLNシリーズ 最終戦

ドイツ / ニュルブルクリンク  2019年10月25・26日

SP−8クラス

予選 クラス2位/総合49位/165台
決勝 クラス3位/総合39位/165台

今年3回目のニュルブルクリンクでのレースで今回が最終戦。
練習から予選までは順調にセッションが進んでおり、決勝のスタートからいいレースを展開していたが、自分のミスにより脱落。
非常にもったいないレースをしてしまい残念な形で最終戦を終えました。
所々いい走りはできたが、改めてレースの難しさを感じたレースでした。



10月25日 (金) 晴れ ドライ
木曜日の夜に到着、前回より随分気温も低く、日が落ちるのが早くなっており、開幕戦の3月と同じ雰囲気だった。
翌日、金曜日は午後から2時間半の走行。
前回と同じくコンビを組んで頂いた小山選手、自分、Klaus選手の順にセッションを開始。
小山選手から順調に周回し、タイムも3周で9分を切るタイムで走っており、問題なく自分に交代。
RC-Fでは2回目の走行でしたが、前回の走り始めよりもアウトラップから感触が良く、周回を重ねるごとに良くなっていました。
ただ前回乗った仕様より今回は燃費重視のセッティングにしており、若干乗っているフィーリングとラップタイムは噛み合わない感覚はあったものの、走る前からパワーを下げて燃費重視にしているからかなり遅いと聞いていましたが、予想よりは感じず悪くはない印象だった。
車の動きは前回でもアンダーステアに悩まされていたが、今回はその時より少し酷く、少しセットアップを変える必要があるなと思いました。
走行終わってからは車のセットアップの話をチームやドライバー間で話し合い、今回初めて車のセットを変えることに。
全体的にアンダーステアではあるが、正直コースが長いので車のセットアップをどの区間に合わせたら一番ベストなのか分からない部分もあったので、チームオーナーのUWEさんとも相談しながら明日に向けて変更することにしました。
他のライバルとの差は、前回もぶっちぎり速いフェラーリ458は僕らより10~15秒速く、クラス違いに速く、歯が立たない。
2番手ポルシェとは、燃費やドライバーによっては同じぐらいのタイムで走っており、前回同様に僅差のバトルになりそうでした。
しかし、2か月ぶり走ったが毎周新しいサーキットを走っている感覚で怖い。


10月26日 (土) 晴れ ウェット ドライ

予選
朝から晴れていたが、ホテルからでると路面はウェット。
夜中に霜が降りてしまい、サーキットに到着して路面を見たらハーフウェット。
順番は昨日の走行順で小山選手→自分→Klaus選手という予定でした。
8時半から予選走行がスタート。
ただ路面はハーフウェットでレインタイヤを履くほどではないものの、かなりリスキーなコンディション。
アタックへピットアウトしたものの北コース側も濡れていたため、計測1周で帰ってきて待機。
少し乾いてきたところで再びアタックへ。
トラフィックが多い中問題無くアタックを完了し自分に交代。
当初1周だけアタックして再び小山選手に交代予定でしたが、イエロー区間が多くまともにアタックできない状況が続き、路面コンディションもどんどん良くなって行く条件で時間もなかったのでチームの判断により自分でチェッカーまでアタックさせていただくことに。
3周アタックし、コンディションが良くなっていき、途中プッシュしすぎてグランプリコースでスピンもしてしまったりしましたが、最終ラップのアタックで2位に逆転。
トップはフェラーリで相変わらずクラス違いに速く総合10番手。
前回に続き2位で3位ポルシェとの差は近く、ぎりぎり逆転することができました。
ニュルの予選は決勝以上に危なくて今回は思ったよりもアタックの周回数が多かったのでドキドキでした。


決勝
4時間の最終戦は練習から同じく、小山選手→自分→Klaus選手の順番。
今回から燃費重視になったことで決勝のパフォーマンスに期待して行きました。
スタートはクラッシュも無く順調。
オープニングラップから3番手ポルシェとのバトルが激しく僅差。
コース自体も序盤から3台の大クラッシュがあり、イエロー区間が多く思うようにレースが進められていないようにも見えました。
それでも1スティント目は3番手に落ちてからも1秒圏内で踏みとどまってくれて10周目にピットイン。
自分に交代。
ピットアウト後は2番手ポルシェとの差はかなり開いてしまいましたが、最初の3周はかなり追いつき10秒近くまで追いつくことができ、自分が走っていて見える位置まで行きました。
ただここから、自分のペースが上がらず逆に2番手ポルシェがペースアップし離され始める。
トラフィックの処理もタイミングが良くなかったり、自分のスティントのラスト2周で自分の焦りからバックマーカーと交錯しコースアウトしそうになったりと自分のスティントは上手くまとめることができず、20周目にピットイン。
最後Klaus選手に交代。
しかしこの後ペナルティーが。
自分のスティントの2周目にグランプリコースでイエロー区間の速度制限を無視してしまい、270秒のペナルティーに。
3スティント目の2周目にペナルティーを消化し、2番手争いから脱落。
結局3位でゴール。
せっかくスタートから2番手争いでいいレースをしていた中、自分のミスにより台無しにしてしまったことが本当に残念でチームやチームメイトに申し訳ないレースをしてしまいました。



今回がVLN最終戦で今年の集大成の中で、自分のミスによって順位を失ってしまったのが本当に残念で、チームやチームメイトの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
終わってから考えるとこの週末は全体的に落ち着きが無く、予選や決勝では自分中心的な走りや行動が多かったと思いますし、ペナルティーは自分のこのレースウィークからの自分に余裕がなかったのかと思います。
ペナルティーはもちろん、チームとのコミュニケーションの部分でも伝わっていたりいなかったり、レース後にチームや先輩の小山選手から色々教えてもらって気づいたこともあったので、今回は反省しきりのレースでした。
ただ、こういった経験は海外でのレースにでているからこそ経験ができることで、ヨーロッパでレースをすることでコミュニケーションの重要性を改めて学ばせてもらっています。
朝の挨拶から人に対しての振る舞いやコミュニケーションというところを更に学んでいきたいと思います。
走りに関してはタイムには繋がっていませんが、前回より上のレベルで走れるようになってきて、所々認めていただいている部分も増えてきて確実にレベルアップしています。
この部分を最終的な結果に結びつける為には、コミュニケーションや「人間性」であるなと感じました。
今回のレースで改めてこういった部分を教えてくれたVLNレースやチーム、チームメイト、ここへの挑戦をさせていただいているスポンサー様には感謝しております。
今回の経験で更に海外でレースをして、日本では学べない部分を学びたいと思いました。
なかなか海外でレースをすることは、言語も違えば文化も違い大変な部分もありますが、それ以上にレーサーとして人間として成長できる部分が多いので、今後も英語など更に勉強し、新たな挑戦をし続けて行きたいと思いますので今後とも応援宜しくお願い致します。

朝日 ターボ