2019 全日本カート選手権 OK 第9戦・第10戦

ツインリンクモテギ 11月16・17日

タイムトライアル 17位/29台

第9戦

予選 23位/29台
決勝 15位/29台

第10戦

予選 14位/29台
決勝 19位/29台

ランキング3位で迎えた最終戦茂木。
タイヤテストではまずまずのタイムであったが、レースウィークはテストよりかなり遅く大苦戦。
トップとコンマ5秒の差をレースウィーク中チームとともに改善を試みたが改善できず。
レースではスタートで順位を上げるも中団での接触により2レースともまさかのノーポイント。
何もできないまま終わってしまいランキング6位でシーズンを終えました。



11月14~15日 テスト 晴れ ドライ
レースの1週間前に他のドライバーがテストをして、スポーツ走行とタイヤテストの路面の違いでタイムが想定より出なかったのは聞いており、どうフィーリングが違うかをまずは1日目の午後からタイヤのテストを行って行きましたが、テストの時のようなグリップ感が無く違和感を感じ始める。
1日目から他社がコンマ5秒ほど速く、2日目は急遽違うタイヤでのテストをし、ロングランもしたが一発タイムは変わらず、タイヤの温まりや摩耗の変化だけ。
路面コンディションもレースに近づいて行けば変わるだろうと思っていたが思ったより変化が少なく、午後からシャーシの比較テストやセットアップを進めていったが、大きくタイムアップに繋がるポイントを見つけられず、特に高速コーナーが自社のテストの時と圧倒的に違い、動きがピーキーで土曜日の公式練習まで、あらゆる角度から考え、かなり大幅に振って変化させようとしたが思うように変わらなかった。
タイム差もトップからコンマ5秒差から縮まらず、ロングランでタイム差を挽回して行くことが多かったが今回はその足も無く大苦戦。
気温差で若干路面温度が下がった状態では少し差が縮まることもあったがトップ10に入れるかという感じでした。



11月16日 (土) 晴れ ドライ

公式練習
午前中からセットの違うシャーシでセット変更の比較をしていたがまだ決めきれておらず、ここでもシャーシを変更。
新品でアタックしたがフィーリングが悪く、バタついて重くなり、タイムが全くでず。
朝の気温が低い状態ではRrの大幅なグリップ低下が大きかったので、Rrの剛性を高めにしていったら今度は重くなりすぎてタイムがでない。
ベストタイムは同じで、フィーリングが変わって行くだけ。
スイートスポットを見つけられなかった。トップからコンマ5秒差。

タイムトライアル
2グループ分けで今回はB組。
週末からずっとコンマ5以上差をつけられ、公式練習からシャーシを変更していき、クリアラップでしっかりフルでアタックし、公式練習よりコンマ2縮めたがグループ8位の総合17位。
トップとはコンマ5秒差。
この差が縮まらない。
他のダンロップユーザーも11位が最上位で自分とはコンマ05秒差でした。
トップ6までがかなり速かった。

第9戦 予選ヒート
トップからコンマ5秒差のタイムトライアルでしたが、この気温が低くなった予選レースではもう少し何とかなると思っていました。
ローリングラップの段階から他社より温まりは良かったので、最初の2周でポジションを上げることができると思っており、スタートは上手く決まり、13位までポジションアップ。
しかし、バトルしていた2周目の3コーナー出口で激しくプッシングされスピン。
車のダメージは無かったものの最後尾へ。
タイヤ温存の為にピットに入ろうか迷ったが、フィーリングも確かめたかったので走行して確認。しかし予想以上にフィーリングは悪く、プッシュしていないとはいえトップよりコンマ8秒も遅く、ラスト4周でピットイン。
プッシングにより戦線離脱でしたが、それよりもペースがかなり悪く、高速コーナーでRrが不安定でまったくペースが上げていけない状態でした。
チームと相談し明日の公式練習で大きく変更してテストすることにしました。


11月17日 (日) 晴れ ドライ

公式練習
昨日の予選のフィーリングが単独で走っている時がかなり悪く、改善方法を更に考えチームと話し合い大きくセットを変更していきました。
新品タイヤでの公式練習でしたが、他社のトップ連中が中古タイヤで走っているペースについて行くので精一杯で、タイムもトップからコンマ3秒落ちの10位。
トップは他社で中古タイヤ。
フィーリングは少し良くなり、高速コーナーが気持ち良くなった程度でした。
大きくセットを変更してもタイムに反応がでない。
ただこの朝の路温が低い状態では他社のタレは大きく感じ少し差は縮まっている印象はありました。


第9戦 決勝ヒート
大きくは変わらなかったが高速コーナーが若干改善された感じだったので大幅に変更したセットでいきました。
タイヤの温まりは他社よりかなり良かったのでスタートからオープニングラップでどこまで上げていけるかがポジションアップのカギでした。
スタートからかなり上手くいき、オープニングラップでは一気に13位までポジションアップ。
ただ2周目には他社もタイヤが温まり始めると一気にペースアップし、全くついて行けない。
ここは想定内ではあったが、ここでペースを惑わされないように、タレないようにタイヤのマネージメントだけを気にして、終盤にチャンスを作るために必死で我慢して走っていました。
フィーリングは昨日の予選より悪くなく、タイムは少し良かったです。
他社が追い上げてきて、中盤までに17位までポジションを落とす。
中盤過ぎからはタイヤを使い切ってしまったドライバーがタレ始め、追いつきだす。
ただこの時点でもトップ集団はコンマ3秒ほど速く全くタレる気配がない。
自分たちもこの中盤過ぎからRrのグリップダウンが始まり、タイムが少しずつ落ち始め、特にブレーキングから入口がひどく、序盤はアンダーから始まったが、この時にはオーバーと戦っていました。
1・3コーナーは特に動作をしていないので既にRrが流れてしまっていて滑らさないように丁寧にアクセルを踏むとこんどはバタついたりかなり繊細でした。
菅生の時は中盤過ぎでもまだタイヤの一発は残っていましたが、もうこの時点でプッシュはできず、同じペースで走ることで精一杯でした。
それでも何とか抑えながら終盤タレてきたドライバーを無理矢理抜いて行き、15位でゴール。
ここ2、3年は同じようなフィーリングが多く、今回も同じでした。
ただ今回は他社のタレが1レース目の時点でかなり少なく感じ、2レース目は更に苦労する気配でした。

第10戦 予選ヒート
決勝のペースはこの週末の中で1番良かったこともあり、セットの進め方が決まっていなかったのと、新品でのフィーリングを確かめたかったのでそのまま行きました。
スタートから上手く決まり13位までポジションアップ。
序盤のペースは何とかついて行けていましたが、5周目以降は前がバトルをしなくなった途端に離され始める。
車はタイムトライアルより少し改善されている感じで、高速コーナーがかなり良くなっていました。
序盤はヘアピン、最終コーナーの入口がアンダーで少し苦戦していましたが、中盤過ぎにバランスがニュートラルに変わってペースが少し安定しました。
ただ他と比べてペースが遅く、15位まで順位を落とす。
終盤は無理せず決勝に向けてタイヤをセーブしながら走り他社でもタイヤのタレがひどいドライバーがいて1台抜き、14位ゴール。
フィーリングも良くなってきていましたが、絶対的な速さが足らず、このヒートでもベストタイムはトップとコンマ4秒差。
特に高速コーナーの旋回速度とヘアピン出口のトラクションが大きく違い、自分達はずっと高速コーナーでのタイヤのグニャつきに苦労していました。
新品の時はタイヤのヨレがひどかったものの、決勝に向けては気温も下がる予定だったのでもう少し良くなると想定し、決勝に向けてはセット変更せずに行きました。


第10戦 決勝ヒート
今年最後のレースということで悔いなく、苦戦している中だったので唯一他社より勝っているウォームアップの良さを最大限に活かして思いっきりやってやろうと思っていました。
スタート直後はかなり良く、1コーナー進入で2台パスし大外から3,4台目をパスした際に左後ろのドライバーがスピンし、自分のRrにヒット。
それにより吹っ飛ぶ形でコースアウト、最後尾へ。
スピンはせず、走行は再開できましたが、シャフトとフレームが曲がってしまい...。走り切れる状態でしたが、本来のペースで走れず、タイヤのフィーリングは少し気温が低くなって構造のヨレは少なく感じ、ピークのフィーリングは良くなったいましたが、タレは変わらなかったです。
少し追い上げましたが19位までが精一杯でゴール。
後ろの順位でのスタートのリスクが大きくでてしまい、避けようがなかったので残念でした。
もし接触が無ければ8,9番手あたりまで上げることが出来ていたと思うので残念だった。

チャンピオンの可能性をもって挑んだ最終戦でしたが、レースウィークからの大苦戦で今年のワーストリザルトとなってしまって非常に残念で仕方ないです。
ただ今年1年の結果としては、昨年に比べてパフォーマンス不足な部分が多い中、ポイントの取りこぼしが少なく、茂原大会のウェットや菅生大会で調子が良いレースではしっかり表彰台に上りいいレースができました。
1勝もできませんでしたが昨年より安定したリザルトを残し、ランキングは6位で終われました。
最終戦こそ例年と同等、もしくは高いパフォーマンスで迎えることができていたらまた大きく変わっていたと思いますが、これも全日本カートの各タイヤメーカーやチームの開発が行われているが故の難しさでまたヨーロッパと違う難しさがあると思います。



まず反省として、一発タイムの向上がドライバー、タイヤ共に改善しきれなかったので来年に向けて色々見直して、タイヤテストの時とレースウィークとのフィーリングの差や、タイム差も重点的に見直して来年に向けてやっていきたいと思います。
自分自身のレース運びについては、世界選手権行ってからの菅生大会以降はスタートから序盤のペースや位置取りがかなり変わり、いいレースができるようになりました。
アウトラップは世界戦後からかなり改善され良くなりました。
菅生大会はその部分が大きくいい結果に影響したと思います。

 今年も1年間ダンロップ様を始め、チームやスポンサー様や応援して下さった方々本当にありがとうございました。
特に今年は4輪もカートもヨーロッパでレースをさせて頂く機会をいただき、ドライバーとしての運転の幅や考え方、文化の違い、日本との考え方の違いなど数えきれないほどたくさんの経験をさせて頂いてかなり濃い1年を過ごすことができました。
ドライバーとして、人間としてまだまだ努力しなければいけないことも多く感じたし、考え方も変わりましたし成長しました。
この経験をしっかり今後に繋げるために、このオフシーズンに見直して来年に向けて更に自分のビジョンを明確にして、レース活動を通じてお世話になっている方々に恩返しができるように頑張ります。
改めて今年1年間応援ありがとうございました。

朝日 ターボ