E N E O Sスーパー耐久シリーズ第2戦
富士大会24時間レース

2022年6月2〜5日

予選 S T−2クラス 1位/7台

決勝 S T−2クラス 5位(完走扱い)/7台 634周

今年初の4輪レース。2年ぶりのスーパー耐久参戦に加え、初めての24時間レース。
毎年24時間レースは全日本カートやニュル24時間と重なり参戦できずだったが今年やっと実現。
2月のテストデーでは久しぶりのランサーの感触も確認しレースウィークに挑みました。
予選では先輩方の良いアタックでポール。
決勝もそのまま行きたかったが序盤からトラブルに遭い我慢のレースとなり、それでも表彰台を狙える位置を走行していたがラスト1時間でミッショントラブルにより完走扱いのリタイヤ。
24時間レースの過酷さを痛感させられたが、自分のスティントやレース展開はミスをせず終えられたことは非常に収穫のあるレースでした。



6月2日 (木) テストデー

レースウィーク1日目は3回のセッションがありましたが、1セッション目は主に燃費などの確認や車のブーストの確認。
自分も4周だけ走り、車の確認や回転数を抑えて走り車の労わり方などを考えながら周回。
2回目は車のバランスがあまりにも2月のテストデーよりもアンダー方向でセットを変更していきました。
ここでも4周ほど計測しフィーリングも良くなり自分自身も車の抑えどころなども分かりロングランのだいたいのペースを掴み終了。
1セッション目、2セッション目ともに3番手タイムでアタックはしてないもののトップのペースが良く決勝では周りは気にせず自分達のペースでひたすら走るしかないと思いました。
トラフィックの処理などもニュルの経験からかスムーズに走れてレース展開は問題なく行ける自信はありました。
3セッション目のナイトセッションは特にテストする内容もないし車の温存も含めキャンセルして終えました。



6月3日 (金)

予選
予選順位はA、Bドライバーの合算タイムなので自分は今回スポット参戦なのでDドライバー登録、予選のセッションはありますがほぼテスト走行状態。
Aドライバー冨升選手は無難にクラス2位でこなしてBドライバー菊地選手は良いアタックを決めて開幕戦に続き2連続ポール。
24時間レースの予選はそれほど重要視しないが、やはりポールポジションからスタートできるのは嬉しい。
自分のDドライバー予選はCドライバー予選で降った雨が残っておりコンディションはハーフウェット。
本来レインタイヤで走るところ決勝のレースのことを考えてスリックタイヤで行きコンディションの変化や車のフィーリング、タイムの出方など見ていきました。
走り出しから予想以上にグリップして全然問題なく攻めて行けました。
改めて4駆の素晴らしさを感じました。
路面の感じや乾き方などしっかり確認でき無事終了。
全く参考にならないがクラストップで終えることができました。



6月4〜5日 (土、日)

決勝
初めての富士24時間レース、しかもクラスポールスタート。
スタートドライバーは大橋選手が行ってくれました。
ニュル24時間とはまた違った雰囲気で向こうでは2ペダルのパドルシフトに対しランエボは3ペダルのHパターンでニュルとはまた違った気の使い方が違う為同じぐらい難しい。
どう労わりながらレースをしていくかがポイントだと思っていたし自分はスティント数も多いので気を引き締めていきました。
スタートは大橋選手が他クラスの車両を上手く利用し序盤で15秒近くマージンを作り予想より良いペースで2番手を徐々に離していました。
1回目のピットインの10周前からいきなりペースダウン。
車が急に不安定になり特にブレーキの安定感が突如悪くなる謎のトラブルが発生。
タイムもベストから5秒近く落としてしまい、一気に2番手に追いつかれ抜かれてしまい2位に。


予定よりも早くピットインし自分に交代。
ここでタイヤ2本交換の予定であったが、トラブルの原因がわからなかったので4本交換に変更。乗り初めてすぐはその症状は出ず順調に周回。
自分も最初のトラブルがあっただけに確認しながらミッションやブレーキも労わりながら周回。
ペース的にはトップよりはやや悪かったものの順調に安定したペースで周回、がここで1スティント目と同じくピットインする10周前から同じトラブルが。
症状がでた時にフロントデフがおかしいことが分かりすぐに無線で状況を説明。
コースのテクニカルセクションのセクター3が酷く、一気にペースダウン。
乗り方やライン取りを色々試し少しペースを改善し、その症状を抑えて走ることができました。
チームと無線でコミュニケーションを取りながら周回し、トラブルも悪化することも無く自分のスティントをこなし交代。
トラブルを治すのに1時間はかかり、勝負権を失ってしまうのでとにかく労わりながら症状が悪化してから治すことに決断しました。


その後もチームメイトの菊地選手、冨升選手も色々と試してくれて情報を共有しながらレースを進める。
レースの半分差し掛かるタイミングで突如パワステのベルトが切れるトラブルがあり緊急ピットインもあり4位までドロップ。
トラブルのタイミングも運よく最終コーナーで発生したので最小限のロスで済ますことができた。夜中の自分のスティントも安定したペースで走ることができ、夜間の走行はニュルの経験が活きておりサーキット自体がかなり明るくて余裕を持って冷静に走れました。
トラブルを抱えながらも本当に少しずつ3位との差を縮めていく。
夜中も天候も安定しており、クラッシュも少なくクリーンなレースでした。
朝方の自分の4スティント目になってからはデフの症状が少しずつ悪化。

誤魔化しながらも3位を追っていき、チームメイトの頑張りもあり、残り2時間半の段階で夜中に1周以上あった差が30秒近くまで縮めて自分の最後のスティントに。
ここでも労わりながらもペースは良く3位より1周1秒近く速く周回。
自分のスティントラスト5周で追いつくことができ、30秒の差を縮めることに成功。最終スティントの菊地選手につなげました。
ラスト1時間ピットの関係で4秒差の4位でこれからだという時にまさかのミッショントラブル... まともに走ることができず、ピットイン。
残念ながら走ることができず、チェッカーだけ受けて完走扱いの5位でした。
スタートからトラブルが発生し、何とか走っていて表彰台を獲得できる位置を走っていましたが、まさかラスト1時間でのトラブルは予想外で24時間レースの厳しさを痛感させられた決勝でした。




今回初めてスーパー耐久の24時間レースに参戦させてもらい、ここ2年間参戦させてもらっていたニュル24時間レースとの違いを改めて感じ、こっちのレースならではの厳しさも感じました。
また車両自体がたくさん気をつけて走ることが多く結果は残念でしたが勉強になりました。
スティントも6回も担当しクラスでは2番目の242周、距離にして1100Km走らせてもらい非常にタフなレースでした。
ただ体力的な部分やレース展開などは日頃から経験している部分が多く活きていてノーミス、ノーペナルティーで終えられたことは次回に向けてポジティブな要素だったと思います。
でもやはり最後までしっかり走り切りたかった。
車の労わり方やトラブルが出た際の対処などを今後はしっかり考えてやっていきたいと思います。今回助っ人として起用してくださった新菱レーシング様やスポンサー様、チームメイト、応援してくださっている方々ありがとうございました。
また来年もこの24時間レースに挑戦して今年の不完全燃焼を晴らせるよう頑張って参ります。

朝日 ターボ